スペインのテニスコーチが、ジュニア選手に球出し練習をする時に気をつけていること


それは
良い癖をつけるように、球数を調整すること
です。

ジュニアでなければ

私が留学していた頃のサンチェス・カサルアカデミーには、ジュニア選手が少なく、成人の選手と高校生以上の選手ばかりでした。スペインドリルと言われる反復球出し練習の球数は、60〜80球。『これいつ終わるの?』というくらい長い長い練習で、あのファン・モナコ選手も、『あそこの練習は1ヶ月で十分だ』という球数でした。

身体に負担をかけない

現在アカデミーには、小・中学生が増えています。身体は発育段階にあり、それほど追い込んだ練習をして良い年齢ではありません。スペインドリルの球数は20球〜30球ほどです。

低年齢ジュニアは、崩れると交代

現地のコーチは、球数を決めてドリルをしているわけではありません。球数は選手によって異なります。ドリルをストップする判断基準は、選手の打ち方が崩れているかどうか?です。

良い癖

反復練習は、良い癖を身体に刷り込むために行います。低年齢ジュニアは、打ち方の崩れを、打ちながら修正することはまだできません。崩れたまま打ち続けると、良くない癖を刷り込むことになります。打ち方が崩れたら、一旦ストップし、修正してから再度繰り返す方が、良い効果が期待できます。

コーチの目

・身体が開き始める
・体重が後ろに残り始める
・打点が落ち始める

など、コーチの見る目が鍵になります。また、それらの能力が伸びるように、少しずつボール出しの負荷を高めることもコーチ腕前です。

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(参加決定現在2名 残り3枠)

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